テレビのニュースを見ていたら、千代西尾正見住職の名前が出てきて驚いた。彼は私にとっては息子のような存在で、鳥取市近郊の龍福寺の住職だ。このニュースは、日本海テレビジョン放送の経営戦略局長が寄付金や売り上げを着服していたことが発覚し、懲戒解雇されたことを伝えていた。正見和尚は24時間テレビの托鉢募金活動に関わっていたため、コメントを求められたのだ。彼は怒りは口にせず、反省してやり直すことを願っていた。私は感動し、涙が出てしまった。正見和尚の父とは大親友であり、私たちは長い時間を共に過ごした。彼は私の子供たちとも親しく、私たちはいつも支え合ってきた。正見和尚は息子が一人前の僧侶になれるように心配していたが、この事件を通じて立派な人物であることを示してくれた。私は彼の写真をテレビの上の棚に飾っており、彼もきっと満足しているだろう。