群馬県前橋市で2018年、当時85歳の男性が運転する車が、歩道を自転車で走行中の女子高生二人を撥ね死傷させる事件が発生した。検察側は禁錮4年6月を求刑したが、国井恒志裁判長は「意識障害の予見可能性は認められず、運転を避ける義務を負わせることはできない」として無罪判決が言い渡された。遺族は「一生許すことはできない」と悔しさを語った。この判決に対し、高齢者ドライバーの問題に対する考え方を改める必要があるとの意見が出ている。