4月19日、国民生活センターが問題を指摘したインターネット通販サイト。
寄せられた相談にはこんな声が含まれていたという。
「20倍の価格で購入したことになっている」
問題の通販サイトで売られていたのは、文字を美しく見せる“カリグラフィー”と呼ばれる技法のガイドブック。
その価格は、1680円かと思いきや、表示価格は円ではなく中国の通貨“元”だったのだ。
現在のレートで換算すると、ガイドブックの価格は約20倍の3万3000円に跳ね上がる。
円マークは、日本の円(YEN)を表す通貨記号だが、
中国の通貨「元」は、英語で「YUAN」と表示する。
頭の文字がYであることから、日本と中国で同じ通貨記号となるのだ。