津波被災地で鎮魂の読経をし続けた禅僧の姿が話題に。2011年に行った読経行脚で撮影された写真が再掲載され、改めて注目されている。28歳の小原宗鑑さんは被災地を南下し、最低気温が氷点下の中、法衣だけの姿で祈り続けた。現在は石雲禅寺の副住職となっている。小原さんの真摯な姿は被災者たちの心に安らぎをもたらし、未だ完全収束とは呼べない復興の今日も、私たちに祈りと希望を与えてくれる。