ビートたけしの母親である北野さきさんは、教育熱心な人でした。息子たけしもその影響を受け、明治大学工学部に現役合格しましたが、大学に馴染めず中退して芸人になりました。売れ始めた後も、さきさんはお金を催促し続けましたが、その理由は息子を心配しての愛情でした。入院生活を送っているさきさんから渡された通帳には、息子への心配から催促したお金が丸ごと記載されていました。このことに気づいたたけしは、母の愛に感動し、教育熱心な母の言葉が残した「子供の貧乏は親の責任」「親の貧乏は子に連鎖する。それを断ち切るには教育しかない。」という言葉に改めて深く感銘を受けました。