60歳で定年を迎える世帯のうち、貯蓄がゼロのものがどの程度あるのかについて報じられた。厚生労働省の調査結果によると、2020年に定年を迎えた人のうち、貯蓄ゼロの世帯は10.2%だった。また、定年前に年収500万円未満で働いていた人の貯蓄額の平均値は約2500万円、中央値は約1000万円となった。これらの数字から、年収や職種、地域などの要因によって貯蓄額に大きな差があることがうかがえる。