昭和天皇が愛用した「正服」は、豪華絢爛なものではなく、庶民的な印象のあるものでした。実は、この「正服」には昭和天皇自身の質素倹約の精神が込められており、その真髄がよくわかります。また、この「正服」は戦後に昭和天皇から皇太子に贈られ、その後も天皇陛下がご愛用されたという、貴重な一着でもあります。