中学生たちが爆音で走る街宣車に「うるせー!」と暴言を吐いてしまったが、そこに現れたのは近所に住むおじいさんだった。おじいさんは若いころに戦争体験を経験し、軍歌を覚えていたのか、朗々と彼らが流す軍歌の続きを歌い始めた。周りの大人たちは身がすくんでいたが、右翼も走り去り、中学生たちは何が起こったのか理解できないでいた。おじいさんは普段は近所の人から評判も悪いが、今回の行動からして悪い人ではないことが分かる。しかし、若い子たちは街宣車を見てもうるさがる言葉を使ってはいけない。おじいさんがいなかったらどんな事態になっていたのか、周りにいた大人たちの胸中も複雑だったことだろう。おじいさんに感謝するとともに、このようなことがないように注意が必要である。