知床観光船「KAZU Ⅰ」が沈没してから1年が経過したが、当時運航していた会社は出航協議の記録を残しておらず、対策を講じていなかったことが明らかになった。当時の天候や船の状況などを含め、出航前の協議内容が記録されていなかったため、沈没原因の調査が困難になっている。関係者からは「何か問題があった場合に備えて記録するのが当たり前。なぜ残さなかったのか疑問」との声が上がっている。