地下鉄老人グループと若者の優先席争いがあった。10人ほどの老人グループが騒々しく並ばずに乗車したが、若者は入れなかった。優先席に座っていたスーツの男性に老人グループが文句を言い始めた。男性はガン治療中で髪がなく、自分の立場を主張。「長生きできるか分からない自分より譲れとは」。さらに「ここは家じゃない。大声はマナー違反」と言って立ち去った。斜向かいの女性が男性に席を譲った。老人グループはその後口を閉ざした。降車時、若者は老人グループにマナーを守るよう伝えた。男性の長生きを願う若者の思いやりのエピソードだ。