若き特攻部隊の決意について、太平洋戦争末期に一億総特攻の名の下、日本の戦争指導者たちは、命を散らしてでもアメリカを中心とする連合国軍に報いようと、様々な特攻作戦を企画立案していました。特攻作戦は1人の命を前提に、1人の命で多くの敵を倒すことを目的とするもので、その是非が今でも問われ続けています。陸海軍あわせて6000人以上の若い命が戦場に散ったこの悲劇で、その遺書には家族や婚約者に向けた切ない思いがつづられています。遺書には、家族の愛や婚約者の愛を綴り、伝えられない気持ちが溢れ出ています。現代の私たちは、戦争を知らない世代ですが、歴史を通して多くを学び、このような悲劇があったことを決して忘れてはいけません。
