北海道日高地方の海で、オオズワイガニが大量発生し、カレイ漁に深刻な被害を与えている。オオズワイガニは商品価値が低く、直売所では1杯150円で「投げ売り」されているが、製品にならないため漁師は廃棄する。地元の漁業関係者は、カニを餌にするタコが減ったことが原因ではないかとみているが、はっきりとした因果関係は分からず、カレイの水揚げ量も例年の半分以下に落ち込んでいる。漁師は「これなんとかしないと、みんな漁師辞めないといけない」と危機感をあらわにしている。